日本の春蘭

2017年3月31日 (金)

三河の花 三河の春蘭 三河野武士

(立て続けに更新してるのでよかったら遡ってご笑覧ください)

花付きが良いのか今年も咲いてくれました。
何作かして新子はボヤがかる場合があるようです。株分けしたもう一鉢もボヤがかった色合いです。病気じゃないですよ。でも肥料少ないので栄養不足かもしれません(笑)写真の新子は昨年夏の葉ダニ被害で白っぽく汚れてしまっています(°_°)

秋ごろから包衣が枯れはじめてしまい、蕾がシケてしまうかと思いきや光琳と同じく咲いてくれました。
Img_5294
笑い始めはごりごりと濃厚で迫力があったのですが…

Img_5295
今期は昨年の花より力不足で、天弁以外の弁先は丸くならず、水仙咲きのようになりました。

Img_5296
地際から咲き上がりながら花茎をゆっくり伸ばします。今期も手を加えずに行儀よく葉の中心から立ち上がりました。

Img_5297
山で見た野性味を再現したいです。ちなみに花は大きいです。でも、姿は普通ですね(笑)
しっかり強い木をつくらなきゃなりません。


Img_1933
山の姿です。あまりに好み過ぎてこのときは本当に感動しました。
そんちょが「もう行くよ〜」と電話くれたのに子供みたいにこの場を離れられませんでした。
昨年再び訪れると、この場所はもう藪に覆われて、周辺にあった他の株は食害でみるかげもありませんでした(´;ω;`)

どうも自分で見つけた草に名前付けるのは恥ずかしくて抵抗あるのですが、とても思い入れあるため、三河野武士と呼ぶ事にしましたちゃんちゃん♪



2017年3月30日 (木)

日本春蘭 光琳をぜひ一鉢

ずいぶん更新休んでしまいました。
理由は…誰も興味ないということで割愛/(^o^)\

更新しなくなってひと月以上経った頃、SYB48(春蘭大好き山歩き大好きこれってもはや病的ですが、48人も仲間いないよ。え、その48って人数の意味じゃないんじゃない?の略)関東若手支部に一通のメールが届きました。1月の募集に賛同してくださった(リンク先の皆様はいいんです)たったひとりの有志。
アマゾン杉さん、ご賛同ありがとうございました。じつはアマゾン杉さんだけでした(笑)追ってブログリンクさせていただきたいと思いますm(._.)m
ご一緒に山歩き出来るのはまだまだずっと先になりそうですが、本当に嬉しかったです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!


さて、毎年咲いてくれる光琳。今期は株を割って2鉢に植え替え、そのせいか包衣は茶色く枯れ込み、花芽はしけるだろうと思っていたのですが2鉢とも一花ずつ咲いてくれました。
Img_5251
今期も無遮光のためひどい色になっております。水苔かぶせるのも遅過ぎました。このシカミの入る方が2月7日頃咲き始めました。写真は2月13日。

以前書いたのですが2つに分かれた一方だけシカミの入る葉性です。どうしてシカミが入るのか分かりませんが、呉の蘭島で春蘭を見ていたとき、葉の落ちたバルブが枯れずにたくさん連なり、エネルギーに蓄えのあるような株立ちは芸ではなく生理現象的にシカミが出るのかな、と考えたりしました。中伊豆から嫁いで来た我が家の光琳は繁殖良く、少しですが芋を蓄えています。
Img_5254
全然花茎が伸びずかっこ悪いので引きの写真はありません(°_°)


Img_5255
上、下ともに3月5日の様子。
いつもいつも遮光処理しないだらしな〜い栽培者に呆れ、自身の気品のために尚も発色しようとする光琳の性質は朱金花として誠に一級でございますね。

Img_5293
いつもご面倒おかけします光琳さまm(._.)m

もう一鉢のシカミのないほうはヨレて咲いて棒芯は開き、花弁はこの株より細くなりました。
花茎を伸ばすために来期は遮光を頑張りたいです。
って、、夏季は出張多いんだよなぁ(°_°)





2016年11月24日 (木)

あの子のその後

お正月にみつけた縞です。白というよりは黄縞でした。
Dsc_0231
前2篠がほとんど青だったので割り、柄がはっきり分かる後木をMさんに預けました。前木からは青しか出ませんでした(笑)
9月頃にMさんと電話で話したとき
「新子は柄出なかったよ〜。やっぱり後冴えみたいだよ」
との事。私の持ってる前木は一向に後冴えで縞が出る様子が無いので後冴えなのか天冴えなのかずっと気になっていました。出張がひと段落ついたので久しぶりにMさんの棚に遊びに行きました。


現在の様子です。
Img_3472
全く柄出てませんでした(笑)

いやぁ…諦めきれません(T_T)
何度も鉢をぐるぐる回して入念に観察しました…
Img_3473
で、出てました!
正面からでは見えない新子の裏側です。ハカマの三分の一が縞になっています。まだ天冴えと確定したわけではありません。秋になって冴えて来ただけかもしれません。それでもちょっとホッとしました。。
Mさんから山採り名人Hさんの教えを伝え聞いているユンナンさんは青っ葉のハカマも見逃しません!え、誰でもそうですか。。はい。。


他にも預かっていただいてる株のその後も紹介します。
初めてMさんに預かっていただいた子です。
山の姿はこちら。(写真1、2枚目がそれになります)
昨年から一回り大きくなっていて、
Img_3475
なんだこりゃと思ってそのシルエットに胸がざわつきました。肉厚で今年の子は葉がべこっとして来ました。これも山採り名人Hさんのお墨付きいただきました。
私は山歩き始めたときからずっとひとりで散策してたので山での春蘭のこと、特に葉の見方など独学というかすずき園芸に置いてある昔の書籍やオークションの説明欄から学んだ程度でf^_^; Mさんとの出逢いは本当にたくさんの知識を私にもたらしてくださりました。


こちらは私には珍しく韓国産です。春に半分にしてMさんと尊敬するもうひとかたにお願いしました。
Img_3476
紺かぶりは弱いのですが私にとってはずっと見ていて飽きない子です。
Mさん本当に本当にいつもありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。



こちらはお正月によく新年初散策祭りに呼んでくださる横須賀東洋蘭愛好会のSさんに預かっていただいてる子で、10月にバーベキューに呼んでくださったときに3年ぶりくらいに再会しました。
Img_3477
山の立ち葉と思いきや鉢植えでもちゃんとツンツンしていました。燕尾や筒葉も出すのですがどうやら花は普通だそうですf^_^;
Sさんも相当な山歩き好きな方で本当はもっともっとご一緒したいくらいです。
お正月が待ち遠しいです(笑)




ご笑覧ありがとうございました。


2016年10月25日 (火)

光琳の植え替え

光琳が明らかに作落ちしてしまったので
遅過ぎるくらいなのですが植え替えをしました。

最近の植え替えで用土がすっかりなくなっていました。
出来れば毎回すずき園芸に行きたいのですが
会社が遠くて帰りが遅いのと、、培養土として
ネオソフロンを主体で使っていることもあり
新宿の京王百貨店屋上のこちらにお世話になっています。
Img_2516
硬質鹿沼がほしいときはすずき園芸の白石さんブレンドを買いに行きます。

鉢底石がなくなったので軽石大粒も買おうとしたところ
社長が「今度からこれにしなさい」
と強くオススメしてくれるものでこちらに(笑)
Img_2510
パーライトですかね。ですね。
含有する酸素にダンボールのような効果が期待出来るとの事です。
竹炭混合なので、社長はむしろそっちを力説しておりました。
社長しばらくお見かけしなかったので心配してましたが
お元気そうでほんとうに良かった。
ここでコウモリの糞も肥料として買っています。

さて光琳です。作落ちした上に新子のハカマがもう枯れていて
いかに夏の管理が粗末だったのかを物語っています。
Img_2506
鉢から抜くの大変でした。サナが割れちゃいました。

ボロボロです!ごめんなさい!
Img_2508
行き場を失った根がたくさんでした。
新子の根はほとんどが凝り固まっていました。
幸いフケ根はあまりなくて、汚いながらも中身は詰まっていました。
根の整理して、二手に分かれた株立ちを引き離しました。
古い芋が5個くらい連なっていたのですが
芋を吹かすほど鉢の置き場がないので今回はそのままにしました。

光琳16条に増えていました。

花芽は合わせて四つでひとつはシイナでした。
今回も稲木先生の鉢と、もう一方を初代ひねくれ鉢に植えました。
Img_2509
左が素直な葉性で、右が以前ブログに書いたしかみのある筋肉質な葉性の株です。同じ株から始まったのに栄養のバランスが違ったのでしょうか?

初代ひねくれ鉢は元々の割れ目がさらに広がって崩壊していたのですが
Img_2521
そんちょの元でちょっとだけ修行したのを思い出しながら復元しました。
受け継がれる繕いの技……??


光琳が元気になりますように。




2016年9月25日 (日)

久しぶりの太陽

三河の花の株分けした鉢とひねくれ鉢ともに
花芽が来てくれました。
Img_20160925_182142
左上のぼけて写っている花芽は寄せ植えした別の株です。同じ沢の上流にあった葉肉がちょっと厚い小さな株でした。咲けば初花です。
 
 
光琳もまた花芽を着けてくれました。
Dsc_1799
鉢がぱんぱんになってきたので株分けしないといけませんね。苦手なとこです。
 
 
 
 
 
 
 

2016年5月18日 (水)

ついに青軸見つかるか?

先日、母の様子を見に行ったあと思いの外時間が出来て2時間ほど山を歩きました。
Dsc_1444
写真は母に作ってあげたカレーライス。
カレーはお店で食うものより美味しいものを作れる自信あります!
 
この日は花散策ではなく、初めて春蘭を探して飛び込んだ山に約十年ぶりに入りました。
植林なので春蘭は元々少なかったのですが
山が暗くなりさらに少なくなった印象でした。

何も変わったものはないところですが初めて散策した山なのでときどき気になっていたんです。
Img_20160517_151318
そうそう、この急勾配を登りきった尾根沿いに
カンアオイが生えていたのを思い出しました。
 
Img_20160517_082909
マラソンでもしたかのように息切れして尾根へ。
中高の部活動を思い出すくらいキツいです(笑)
 
Dsc_1446
ありました。でもやっぱり減ったかな。

岐阜に比べたら自生数は雲泥の差です。
諦めかけて引き返した途端
目に飛び込んで来たのが
Dsc_1449
これでした。
 
Dsc_1453
素心?
青軸とはこれか?

気が滅入るほど生えてる岐阜で見つけられなかったのにこの山で見つけられるとは意外でした(^^;
 
 
最後に久しぶりに部屋に帰ったときの新芽の様子。
Img_20160518_145825
これはアオイカンさんと初めて山歩きしたときの
コロッとした子です。
ブサイクナ新芽が上がって来ました。
また報告します。
 
  
 

2016年4月20日 (水)

今朝の熊本の春蘭

二輪とも元気に開きました!
Img_20160420_071013
桜も散り、すっかり花が終わった雰囲気の4月半ば。
家で咲いてくれるのは嬉しいです。
愛着沸いてきます。
 
 
 

2016年4月18日 (月)

最終ランナー

うちにある少ない春蘭のなかで
最後の蕾が動きました。
Img_20160418_080230
今朝、熊本の春蘭が咲きました。
普通の元気な花です。
ずっと動かないので駄目かもしれないと思ったのですが遅咲きだったのですね。
 
 
 

2016年3月22日 (火)

豆花までの果てしない距離と心の定義

一週間前からの記録になります。
ご笑覧ください。

だるま葉に近い良い草姿。
Dsc_0543
 
Img_20160319_151612
新子以外は90度寝てしまっている。
兎に踏まれたり、もぐらに押し出されたのだろう。
 
Img_20160319_151801
本来は立ち葉に近い姿と思われます。
手のひらに収まるくらいの矮性でした。
 
 
これも変わってるのですが写真では伝えづらいです。
Img_20160319_152300
 
Img_20160319_152428
葉先が受けになっている固体がある坪です。
 
 
葉先に向けて楕円形を描く葉姿はドキッとします。
Img_20160319_151245
 
こういった変わりをよく出してくれる坪ですが
ここも増え続ける食害のために
花を咲かせるまでの株立ちは少ないです。
花が見れたらそれなりのヒントになるのですけど。
 
葉は普通ですが近くに蕾のある株がありました。
Img_20160322_011507
 
Dsc_0537
丸いのはもうすぐ咲くからだと思いますが
とても小さな蕾です。
すでに喉が透けて見えます。
弁幅は期待できそうにありません。
 
一週間置いて観察に行きました。
というのは後付けでこの日の目的地が
やむを得ない理由で到達不可能だとわかり
この蕾の経過観察に切り替えました。
すっかり暖かくなったので咲いているはずです。
Img_20160321_224617
 
Dsc_0627
 
豆花……と言っては自分に甘いかもしれません。
Dsc_0626
弁幅はなく、小花というべきですね。
 
Dsc_0632
ちょっとさわったら天弁が捧心から浮きました。
さすがに可愛いものです。

リップクリームと並べるとこのくらいです。
Img_20160322_070115_2
山のなかは花粉の量が尋常ではなく、鼻炎薬を飲み、さらにリップクリームを鼻の内側に塗って歩きました(笑)
※効果はあったと思いますが根拠のない予防なので真似しないでください(^^;)
 
一見特徴がない草姿でもこういう花が咲くのは面白いですね。
また来年、同じような花が咲くか観察に来たいと思います。
ここは個人の趣味や置き場の問題になりますがこの子は山に置いて来ました。
 
同じ坪の変わり葉たちにも期待が膨らみます。
 
 
最後に最近の三河の花です。
Img_20160313_033253
残念ながら舌は巻いてくれず
今年はここまでのようです!
1回咲いたくらいじゃ分からない。
自然の力によって産み出された造形美。
だから春蘭は楽しいですね。
 
 
個人の私利私欲のために
銘品の山蒔きや人工受粉などで
坪を破壊する行為はご遠慮願いたいものです。

もう少し東洋蘭に誇りを持ってください。
 
東洋蘭には法的な決まりなど何もありません。
されど人工交配種は東洋蘭にあらず。
それは己の心が決めること。

原種を選別したものを愛でる。
人の手が加わらない自然の神秘だからこそ
園芸品種には無い驚きに満たされる。
その驚きや感動こそ東洋蘭の根底。
趣味を越えた崇高な時間に絶えざる好奇心。

あるのはそういった心の定義。

それだけです。
なんてかっこいい世界なのでしょう。
 
 
 

2016年3月13日 (日)

三河の花

先日の咲き始めから5日間の様子です。

この花は僕の趣味ど真ん中の花です。
山に咲く野性味溢れるような姿に
僕は強く惹かれます。
素晴らしい色や丸く整った花ももちろん好きですが
それよりも感性の琴線に触れるものが
僕にとっては野性味になります。
銘品に見慣れた方からすれば
とても理解されない事かもしれません。
暖かい目でみてやってください。

リーゼントみたいな天弁が上がった直後の姿です。
Dsc_0412
 
Dsc_0421
 
初作花はかなり力んでしまって
天弁と捧心が凝って咲いてしまいました。
ひねり鉢に習ったのか花茎もうねっています。
まだまだ山の花には程遠い姿ですが
青年期のような勢いはあります。

5日目になると各弁がほぐれ収根し
力強さを感じさせてくれました。
中国春蘭銘品にみられるような
3弁収根の花に出会えるとは思いもよらず
見つけたときの高揚感は忘れられません。
Img_20160313_033253
この花には舌は巻いてほしいのですが
凝って咲いたせいか5日過ぎても巻きません。
 
Dsc_0501
拙い写真ですが。

山での姿はこちらです。
 
 
この花は三河地方の産です。

こういうブログですので以前から思ってたことを書かせていただきます。
春蘭のブログをされている方はとても少なくて僕とて情報がなければ寂しいもので、参加はしませんが写真見たさにオークションを時々覗きに行きます。
人工交配種の出品が増えましたね。
増殖しやすいですから余って仕方ないのでしょうね。
交配種であると明記し、名前などがついているものに関しては落札先でよっぽどの事がない限り情報は引き継がれて行くものだと(そうあってほしいと)思います。

ところでだいぶ以前から、交配や山蒔きの旨を明記しない赤花の出品が見られるようになりました。
分かる方は一目でそれが銘品赤花を親にしていると気付いたと思います。
最近気付いたのですが、問い合わせが多かったのでしょう。いくつか出品されている無名の赤花は山の蘭に銘品の種づけをし、自生地に発芽したそれら実生苗であると明記しているのを見かけました。
確かに世に出るまでの過程は山採り品種と似ていますが、あくまで人為的なそれは東洋蘭に暗黙のルールがあるとすれば掟破りだと“僕は”思います。
なおかつ、僕のご先祖縁の地である三河地方で行われていたということに憤りを感じずにはいられませんでした。
「なにをしてくれたんだ」という悲しい気分でいっぱいです。
百歩譲って自分一人で楽しみ、それら全て管理するのは勝手です。
貴重な蘭だの何だの言おうと目的は結局金儲けじゃありませんか。例え小規模だとしてもその人の欲望のために地域性を壊されてしまうことの無念といったらありません。
三河には地域に根ざした力強い春蘭の遺伝子があり、人為的な受粉に頼らずとも我々を驚かせてくれる蘭はこれからもきっと産出します。
三河に限った話ではないと思いますがちょうど三河の花が咲いた機会ですので書かせていただきました。
春蘭はその魅力にひと度気付けば人を虜にさせる素晴らしいものですから、金転がしに利用されるのも無理はありません。
ですがそのやり方、無名の天然種(東洋蘭)として世に広まってしまうことが残念で仕方ありません。
 
 
乱筆乱文失礼いたしました。
 
 

 
 
 


 

 
 


より以前の記事一覧