山の蘭花草姿

2017年4月21日 (金)

脳内に一致する情報がないときもある

アオイカンさんの記事も併せてご覧ください。

今月初めにアオイカンさんと朱金を発見した帰りにちょっと寄り道をしました。面白い個体があるとのことでアオイカンさんに案内され、その面白い個体を見学(笑)この地域で面白い個体を拝めるとは驚きでした!
ちなみに○○の海岸沿いではよく見られます。いつか一緒に行きましょう!

面白かった!笑
踵を返し、サクッと帰るつもりが…
アオイカンさんの足元に何か主張して来る花がありました。
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「(時間ないので)ちょっとこれだけ見ていいですか?」


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何…だこれは???


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まだ咲き始めたばかりの弁先は鉤爪のよう。

覆輪??

青更紗??

蓮弁蘭や春剣、杭州寒蘭にあるような刷毛込みの無い覆輪…のような。
散り斑覆輪の柔らかい風合いというよりはキレのある覆輪。
とりあえず私の脳内ではこの花に一致する情報がありません。

写せていませんが葉にもまばらに糸覆輪のような斑が見られましたが、そのときは暗くてちゃんと確認は出来ませんでした。

このときは糸覆輪かなぁ…くらいに
大して気にもしていなかったのですが、、
写真を見返す度に気になって
気になって
仕方なくなる始末!


朱金発見の興奮も冷めやらぬなか、、
気になって仕方ないので!
アオイカンさんに正開した写真を送っていただきました。
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随分落ち葉は積もっていたのですが、いわゆるモヤシ花のような色褪せた黄色にはならず、翠色を思わせる美しい趣のある花です。
遮光処理を施せば白く清廉な姿にもなりそうですが、覆輪が飛んでしまいますね。
どちらにせよ清楚で端麗な姿をまた披露しくれることでしょう。


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新芽、次期の花が気になって仕方ありません!
アオイカンさんよろしくお願いいたします!!





2017年4月17日 (月)

立ち葉の迷宮

数年前に今よりもっと葉の見立てが甘い頃にみつけた株。根が綺麗に出来ました!
こういうものを見つける自分に酔っているうちはいつまでたっても普通種を引き続けてしまいます。もう少しというのでは甘くて、もっともっと自分を客観視出来るようにならなければなりません。
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もしくは、本物と言えるものに出会えるかが分岐点なのだと思います。
…そういった幼い私に連れて来られた株も徐々に花を咲かせ、ウィルスの無いことを確認した後、山に返しに行くことがあります。
ということで山へ返しに行った日の記録。


…賢明な読者の皆様ならすでに御察しの通り、山に返しに行く、というのは口実で、結局のところ山に行けばゾンビのように徘徊するのが我が春蘭道です。

「おやおやまた来たのかい」

春蘭を始めてすぐの頃、偶然迷い込んだ立ち葉の坪があります。
面白い個体がたくさん眠っているのに、無知な私は気付けないまま十年近くぬるぬる散策していたのです。

「おや、もう帰るのかい。いつになったら気付くのかねぇ、この人間は。
早くしないと藪に埋もれちまうよ」

そんな声が聞こえたわけではありませんが、これだというものを見つけられぬうち、藪に覆われてしまった立ち葉の坪で、昨年はこれまでと違う発見がありました。
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硬質立ち葉の溜まりです。
このとき気付かなかった溜まりを山に返しに行ったあと…
山に入って新たに見つけました。てへっ!
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ごちゃごちゃしていて分かりづらいですが三株あります。

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これも分かりづらい…ので…


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一見ナヨっとしてますが芯の通った立ち葉です。硬質というほどではありません。葉芯の窪み、丸止め、つゆ受けで杓子状という個性で、花が付いていなかったのが非常に残念です。
今回ばかりは豆花までの距離がぐっと縮まった…気がしま…す(小声)


こちらは同じ山ですがかなり離れた場所での発見。
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これも写真暗くて分かりづらいですね。


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2株のうちのひとつ。こちらは硬質で丸止め。


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先の個体とはまた違った立ち葉でした。


しかし本当に花が咲くまで分かりません。
これかもという立ち葉に、花が咲いていてくれれば助かるのですが。
一体いつになったらこの立ち葉の迷宮から抜けられるのでしょう。




次回は
よく見ると不思議。思い返すと気になって仕方ない花のお話し。




2017年4月12日 (水)

仲間を求めて

タイトルは植松伸夫さんの名曲のひとつ。
東洋蘭の世界でわかる方はいないかも。。
この記事はまた、ブログを更新していなかった2月頃の記録。


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ここは初めてアオイカンさんと出陣したときの山。
個性のある草が多いがなかなか決め手になるものは見つかっていなかった。


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不思議な事にもう歩き尽くしたと思っていたはずが覚えのない斜面に出た。
立ち葉の坪になっていた。


山では積もった落ち葉の影響なのか立ち葉風に育つ事が多い。
そのため期待はしていなかった…
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が、目立ってずんぐりした株があった。


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葉肉があってしっかりした葉性のようだ。


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花が楽しみ。


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帰りしな、またまた今まで気にしていなかった場所に細々と実生が出ていた。


程度に差はあるが硬質の葉性の坪のようだ。
そのなかで干からびて枯れそうなのかと思って無視していた株。
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他にこれだというものがなく、この株を触ると葉肉のわりに硬質だった。


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干からびて…


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干からびているわけでは無かった。



ところ変わって…
これはまた別の日。
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どういうわけか今日はもう帰ろう、という時に現れる。


朝から歩き回って散々普通の草を見ていたせいか、
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何かが少し違うとしゃがみこんでしまう。


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暗んではいるが微かに斑が見えた。


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散り斑だった。


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新芽が楽しみです。





2017年4月 5日 (水)

夢が叶う

(立て続けに更新しています。前回蝶咲き発見の記事も併せてご笑覧ください)

このブログをずっと見てくださってる方はご存知かもしれませんが私の山歩きの目標が山の宋梅(兜咲きの梅弁花)と山の赤花・色花を見つけ、その姿を写真に収める事でした。

先月末の記事でご報告させていただいたのですが、アオイカンさんのご尽力により幸運にも伝統梅弁花(兜咲き)の姿をこの目と写真に収めることが叶いました。

そしてこの度、関東地方と中部地方にまたがる私の聖地、秩父山地にて山の赤花・色花(朱金と思われる)を発見。今回もアオイカンさんのご尽力なくして発見に至る事は決してありませんでした。

今回は取り急ぎになりますがその発見のご報告をさせていただきます。


ついに出会えました!
夢のようです。゚(゚´ω`゚)゚。
初花のようです!
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私が春蘭を始めたときには山はすっかり荒れていました。
そして増え過ぎた獣の食害などにより、いわゆる山採り名人と呼ばれた諸先輩方が活躍された時代とは山を取り巻く環境が大きく変わっていました。


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先輩方から昔の山の様子をお聞きする度に悔しくて何度タイムスリップしたいと思ったことか。


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春蘭の変わりの発見はその多くが殆ど「運」で、単純には山を歩いた数だけその運を手繰り寄せられるとも言えます。その個人の運に併せて、身近な山の環境に恵まれることの「運」が発見の多くを握っています。第六感的な勘の良さはそれらが充たされてはじめて役に立つようなものなのでしょう。
私は東京住まいですから周りに山はありません。正直、環境の良い地方や他産地にアクセスしやすい場所にお住まいの方には敵わないのです(。-_-。)
ずっとそのコンプレックスを抱えていました。


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そのコンプレックスを補ってくれるのは仲間でした。
約10年ひとりで山を歩いていた私に手を差し伸べてくれた先輩がいます。お互いの都合をあわせることが難しく、たくさん出動は出来ませんが。


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アオイカンさんと私の勘は一緒に歩くと増幅するのでしょう。二人でこの範囲を歩こうと決めて、じゃあ私は下、自分は上、と別れて歩くけれど、その範囲に変わりがあればどちらかが遅かれ早かれ見つけるわけですから、この色花は私の発見ではありません。我々の発見です。

株はアオイカンさんに託しました。根が多く芋を外せたそうなので大切にしていつか皆さんの元へ届けられるよう精進しますね。

立て続けに夢が叶いました。
勇気を出して仲間を募集してもアマゾン杉さん一人しか集まらずw
落ち込んで寂しい思いをしていたので山の神さまが元気付けてくれたのかもしれません(笑)

古くから茶道や華道、修験道などがあるように、私はこれからも私の春蘭道を嗜んで行く次第です。
春蘭道のお仲間さん、引き続き募集してますからね。一次オーデションでは歌唱力と一発芸の審査がありますので心して応募してください!

色花の山の写真たくさん撮りましたのでまた別の記事でアップしますね。
その際はどうぞ山での参考にしてくださると私は幸いですm(._.)m



ご笑覧ありがとうございました。




2017年4月 4日 (火)

続・大どんでん返しの巻

(立て続けに更新していますのでよろしければさかのぼってご覧ください)

先月末頃、sharaさんが気になる花の発見をブログで報告していた。
どんな環境、どんな山なのだろう。
いつもお世話になっているMさんが土日に別荘の改築で豆州へ向かうとのこと。
sharaさんが日曜の早朝なら山に案内してくださるというので、Mさんの助手として豆州へ向かう事が決まりました。日曜の天気予報を数時間おきに確認する日々。
前日まで目まぐるしく変わる天気予報に翻弄され、土曜は雨で内装の改築工事に専念。Mさんの目標はこの日のうちに温泉を新しい浴槽まで開通させる事。
「エルボちょうだい」「サッ!」「チーズちょうだい」「ザっ!」
夜には無事に温泉が浴槽に届きました。
夜空の霞みを照らす月。
晴れてくれ……!
ということで晴れました!
早朝、sharaさんと待ち合わせ、Mさんも一緒にいよいよ山へ。

素晴らしい環境でした。花はたくさん咲いていましたが、残念ながらこれだというものは見つからずsharaさんは地域の集まりのため2時間ほどで離脱。
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図虎率3パーセントか。しかし山のウィルスではありませんでした。

Mさんが工事の続きで別荘に戻るため、移動がてら別の山に運んでくれました。
午後からは私ひとりに。
歩けども歩けども…

現れるのは、、
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モヤシ花。

日焼け花。
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こちらも日焼け。
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素晴らしい花形だな。。


サッサッサッサッ♪


枯葉を巻き上げ野良犬が現れました。膝元までやってきて伏し目がちに私の顔色を伺ってきます。犬は大好きなので頭をなでてあげたり、昼飯のパンをあげたりしたかったのですが、それがこの犬にとって幸せなのかなと悩んだ末に干渉しない事に。
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犬は再び目を逸らすと去って行きました。
達者でな…(キラーン)


などとやってるうちに疲労困ぱい。
一体何株見たのだろう。
何も見つからないのは当たり前とはいえ、せっかく遠征したのだからせめて変わり花くらいは見つけたかった…。
どうしよう。
sharaさんが教えてくれた朝イチの山まで戻ろうか。
いや待て…徒歩で戻ろうとしたらとんでもない距離だ。
道路に出て100メートルほど進んだ辺りで私はすっかり気力を失い絶望の淵に(笑)
そして竹やぶの隅にわずかに雑木林が見え、無気力ながら足を運んでしまう。病気ですね。
ここにも元気な春蘭がたくさんあった。今日は花見は充分出来たなぁ。。
崖っぷちに気になる葉が見え、近づくとなんてことのない普通の葉。

はい。これで遠征おしまい。
たまには諦めが肝心ですよね。
最後なんだから花くらい付けていてくれよ。
そう心で愚痴を言いながら落ち葉を払った……


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落ち葉を持ち上げられずに9の数字の様に寝てしまっている花があった。
こんなの花形を確認するまでも無いな(´;ω;`)
と思いつつも観察してしまう。
病気ですね(私が)


※寝てしまっていた花茎をひねって立たせて撮影。
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両副弁にイクタを表しています。
蝶咲きです…!
一度の人生で蝶咲きと出会えるなんて夢にも思わなんだ!🦋
嬉しい!元気になりました(笑)

古い祠があったので山を歩かせていただきありがとうございますありがとうございますとお礼をしました。このあと道で何故かお金を拾い交番へ。


地元の蘭を集めているsharaさんに託しました。
光琳のお礼でもあります。
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ピンク色の底紅が差しています。
春色です。



長々と駄文失礼しました。
全国の物好きな皆様。
いつもご笑覧ありがとうございます。
遠慮なくご意見ご感想コメントしてくださいね(笑)



次回予告

この日予想以上に気温が上がり、散策半ばにして水を飲み干してしまったユンナン。
山を舐めてかかったユンナンは歩いては立ち眩みを繰り返し、まだ三十代とは思えぬヘタレに。
あまりに何の収穫も無さにユンナンは再び
絶望の淵に/(^o^)\


しかし……
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次回、
『夢が叶う』






※すいません、眠気に勝てません。
次の更新を気長にお待ちくださいm(._.)m

2017年4月 3日 (月)

【速報】にしては遅すぎるけど

(立て続けに更新していますので前回記事もさかのぼってごらんください)

日曜の天気予報を数時間おきに確認する日々
前日まで目まぐるしく変わる天気予報
心配で心配で眠れない……
ということは特になかったが
二週続けての雨天中止を
どうにか回避出来たユンナンは
意気揚々と山に挑んだ


しかし

歩けども歩けども
現れるのは

もやしイエロー

日焼けオレンジ

野良犬ワンワン


遠征の地にて
再び絶望の淵に立たされたユンナンが
最後に辿り着いた先で見たものは……


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次回、大どんでん返し再びの巻




2017年3月27日 (月)

大どんでん返しの巻

更新が久しぶりになった経緯は置いておいて…

この日、狙ったかのように天候は雨。
山歩き中止で絶望の淵にいた私をアオイカンさんが気晴らしにと春蘭展に誘ってくれました。
ありがとうございました。

中止と分かっていても、私は少しの雨なら突入しちゃうので、道中居ても立っても居られず、何度かワガママ言って過去記事にも書いた黄葉の幽霊坪に寄ってもらえることに。
「帰りに寄ってみましょう」
「ありがとうございます!」
春蘭展の様子はまた追って更新します(更新することが溜まりすぎてるのでいつになることやら…)
まだ雨が降り続くなか山に到着。
「アオイカンさん、場所覚えてますか〜」
再び現れた新しい黄葉をアオイカンさん自身が発見する瞬間を後ろからニヤニヤ楽しんで歩きました。
「ここじゃないの?」
さすがちゃんと覚えてますね。きっとまた幽霊が出たことに驚いてくれるはず(驚くところを見たかった。笑)…と、アオイカンさんが足を踏み入れると小さい春蘭が足元に。
「はは、こんな可愛いの咲いてるよ」
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「豆花じゃないですか!」
「丸いね〜!」
「いきなりやってくれますね!(抱えてないから)豆サイズの小花ですね」
と、アオイカンさんさすが斑入り大好きなだけあって、小花後回しにして目の前の黄葉へ(笑)
やはり、黄葉は溶け始めていて生存不可能みたい。
しかしそれどころじゃない!
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花のサイズは翠蓋くらい。これで抱えていたら豆花なのに。。
「こんな葉からこれが咲くなんてわからないもんですね〜」
「舌も一点で可愛いじゃないか」
「受け舌みたいですね…」
よくよく見ると花弁のフチが覆輪のように薄くなっている。
老花のようだが、それにしても…
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「……兜咲きですよ!!!!!!!!!
これが本当の“日本春蘭・梅弁花”です!!!」

飛肩咲きしてるが副弁の形状は水仙弁ではなく梅弁です。

「アオイカンさんやりましたね!赤花よりすごいですよ!(ユンナンさん的に。笑)
だって宋梅と同じジャンルですから!(興奮しすぎて意味不明)」
こんな奇跡が起こり得るとは。。
黄葉の坪の目の前に今度は兜花です。ついでを言うとここから3メートルほどの崖で私は曙散り斑を見つけています。ここはカオスです。パワースポットなのか。。
「ただ葉が一枚…死に花かもしれないですね」
「ユンナンさん何度もここ通ってるんでしょ(笑)獣道だから今まで咲けなかったのかも。まあ芋がたくさん付いてそうだから何とかね」
もしや初花か。一過性の兜咲きなんて無いと思うし、シンメトリーに芸が出ていて、包衣もよく見ると花弁化しかけているので確定でいいと思います。
ほんと興奮しました。
大どんでん返しでした!
どうか回復させてあげてください。
楽しみにしています。






おまけ

帰り際…
「アオイカンさん、ちょっと花の匂い嗅がせてください」
「どうぞ」
「クンクン、、よし、中国蘭の匂いじゃありませんね!」


2017年1月12日 (木)

ウサギ対ワタシ

昨年12月初旬に自己満足でゆるい保全をしているとお伝えした春蘭の更紗の坪へ、ちょうどひと月が過ぎた正月某日に足を運び、惨敗に終わった枯れ枝の柵の強化に取り組みました。
と書くと真面目な活動に聞こえますが…じつは大したことは何もしていません!

写真は1ヶ月前の様子です。
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この大株エリアは前回お伝えしましたが、ウサギの食害からそこそこ回復しつつある状態でした。



そう、ひと月前までは……



それが



たった、ひと月で
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この有様/(^o^)\

ここは正月に柵を立てれば良いだろうと前回は時間が無かったこともあり、何も施さずに去ってしまったのでした。
油断大敵!

こういった里山の現実が立派な自然愛護エコブロガーの皆様にも届きますように。

今回新たに立てた枯れ枝は今までの3倍以上…
生きるために必死なウサギと趣味に必死な人間。
必死さはウサギに叶いそうもありませんが出来る範囲で見守って行く次第です。
今度ニンジンでも持って行こうかしら。





2017年1月 6日 (金)

2017新年初散策と恒例正月散策

2017年初散策はブログのパスワード忘れてログイン出来なくなって更新出来なくなったアオイカンさんと行って来ました!
まずはその遠征のご報告から。
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ずっと気になっていた場所は思いのほか良い環境でした。
しかし春蘭はあれど素直な葉性しかなく、そろそろ山を変えるか分岐点に差しかかります。
もうお昼にしても良かったのですがアオイカンさんが歩いた先をもう少し探すことにしました。
林床が植林に変化する辺りでアオイカンさんが熱心に小株を観察しています。
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この距離だと分かりませんね。。
ボヤや縞があるような無いような…
アオイカンさんがボンヤリ言うので私も覗き込みます。
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新子に紺縞、薄い白縞が混ざり合っているように見えます。
これはボンヤリしたこと言ってしまうのも納得!
二年木はどうでしょう。
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こちらにも棒縞が出ています!
他に紺覆輪になりかけているところもあり、葉一枚一枚に何かしら変化がありまさに葉変わりですね!
この日、何も見つからず気持ちが諦め掛けていたので私だったら気付かなかったと思います。
さすが山歩きの先輩。おめでとうございます!
勝手ながら大虹のような花が咲くことを期待しています!
私は何も見つからなかったです(;ω;)笑
でもせっかく遠征したのでヤマが外れなくて良かった〜!
アオイカンさん早くパスワード思い出してくださいね!


さて…

続いて恒例のお正月遠征のご報告です。
横須賀の皆さん、いつもお世話になっているMさんのお誘いです。
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毎年ほぼ同じコースを周るのですがこの日はYさんと私が普段見ていない高台に実生がたくさん出ていることに気付き、この高台を中心にガサゴソさせていただきました。
…と、ガサゴソしてるとき、、
Sさんが去年綺麗な散り斑を発見した坪でまたまた発見していました!
光が散乱しています!
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今年のものはもっと綺麗! 去年のものより大きく根も十分に出ています。
私はため息しか出ません(笑)
他にもSさんの見つけるものはいつも何かが違っていて、自分の目の付け所の甘さを思い知らされます。
勉強になります!

これはユンナンさん負けてはいられません!
ユンナンさん猪モード(ズボン半ケツ出して四つんばい)でフンフン落ち葉をはらって進みます。
むっ!この小ささ。
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これがあるということは…

フンフン!

フンフン!

ガサゴソ!

やはりあった! これで丸止めだったら…
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矮性の実生が寄っている範囲が見つかり、気付くと皆んなでこの一帯を捜索。
しかしこれだけあっても決め手になるほどの変わりは出て来ません。
このときユンナンさんは矮性の坪を撮影できた事が嬉しくて集中力が一気に下がっていました。

浮ついた気分で散漫に落ち葉をめくっていると……

突如、.



フワッ!


と白い光が。




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眩しい!(本当にそう思った)
落ち葉2、3枚めくっただけで現れたこの白い物体に目を疑いました。
実生のわりに大きいです。
しかしまた幽霊か?!
完全な幽霊だと、、
ぬか喜びの悲しさが待っている…

それはもう本当にやだ!
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僅かに緑が押し上げて来ています!

初夢がこれの極黄色バージョンだったので少し正夢かも!(夢のなかで見つけた株も付け根から緑が押し上げていた。黄色の幽霊の無念を引きずってるのかも)
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葉が焼け始めてますし弱そうなのは明白ですが大切にします。

他に…
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黄色いのは日焼けです。
これで1篠なのですが、、
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葉の出方が異様で細く薄っぺらいヒゲのような葉が2本ほど出ています。左の印した箇所に葉脈が裂けて糸のように細くなっている葉、右に印した葉は葉脈がまるで無いのかふにゃふにゃしていました。
葉先の不揃いな様子は散り斑みたいですが、日焼けしすぎててよく分かりませんでした。

幸先良い新年の始まりを迎えることが出来ました。
横須賀の皆さん、Mさん、アオイカンさん
ありがとうございました(*´ω`*)





2017年1月 4日 (水)

人によって造られた明治神宮の森

あけましておめでとうございます。

はじめに、蘭島の記事内でシシガシラと呼んでいたシダ植物は「コシダ」でした。お詫びして訂正致します。申し訳ありません。

さて…なんとクリスマスに続き元旦にも体調崩し、正月は明けて2日ぐったり寝込んでいました。
3日にアオイカンさんと初散策のお約束をしていたのでなんとか持ち直しました。
その様子もまた後ほど書いていきますね。

今回は明治神宮の森について書かせていただきます。東京は渋谷区の代々木、原宿に位置します。渋谷、原宿なんて聞くと若者の街というイメージですよね。そんな都会都会した地になんと武蔵野の里山の面影をとどめた森があるのです。それが明治神宮を囲む森と、その森のなかにある御苑です。この一帯、元々は畑や荒地だったそうです。それを人が造営し、植樹して森にしたのです。詳しくはこちら(明治神宮)をご覧ください。
すごいですよね。本当の自然ではないが本当の自然以上に自然な明治神宮の森。今もしっかり人によって手入れされているその人工の自然を私は歩いてみたかったのです。
本当の自然が人によって手入れされなくなってきた今だからこそ。

ということで初詣ではなく昨年末に親友と久しぶりに会った際に立ち寄りました。
午後遅めの待ち合わせだったので写真が暗いです。ご了承ください。
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参拝路はこのような森に囲まれています。針葉樹より広葉樹、照葉樹が主です。当時の人が東京の風土を考慮して杉ではこの地に合わないと判断しての事ですから本当に頭が下がります。
原宿駅側からお宮に向かう途中に、拝観は有料になりますが明治神宮御苑があります。
この御苑は江戸時代、初めは熊本藩主加藤家下屋敷の庭園で、その後、彦根藩主井伊家にうつりました。明治維新後には皇室の御料地となり代々木御苑と称されました。

この田んぼは江戸時代には家臣子女が米作りの大切さや苦労を学ぶ稲田でした。
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明治26年に昭憲皇太后をお慈しみのため明治天皇のお指図により花菖蒲田に改められ、現在でも150種もの株が植えられおり、御苑の見どころとなっています。(花期は6月頃)

いやぁ、、もっと景色を撮影すれば良かったです。歩いていると庭園というよりまるで里山なんです。歩道の落ち葉はちゃんと掃かれていて、掃いた落ち葉はまた森のなかへ戻すそうです。落ち葉がふっくら積もった林床にあたかも自然に生えているような植物も、当時の庭師が考えて植えたものだそうです。
ユンナンさん道中はしゃいでしまって景色よりも、、とあるものばかり写真に撮ってしまいまして。。
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こんな中州になっているようなところにも。こういう場所に生えているのは種子から芽生えたのかもしれません。


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これも考えられて植えられたのですね。


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食害が無いのでとても元気な株ばかり。


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花時期が楽しみになるほどそこかしこに春蘭が!


御苑の出口には春蘭だけが植えられた囲いも。
すごい大株です。みんな朔果を上げています。
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苑内の職員さんに聞いてみました。
ここの春蘭は人の手によって植えられたものですか?
ここは元々は井伊家の庭園で、井伊家の草本のリストには確かに
「春蘭」
という文字があるとの事です。
長い年月が経っているため、種子で増えた個体もあるかもしれないとのこと。
いやぁ、、期待はしてましたがこんなに春蘭を確認出来るなんて。しかも、まさか自分の部屋から自生する春蘭への最短距離が原宿だったとはおどろきました。
人が手入れをし、余計な下草の無い里山の姿。
春蘭はやはり人と共生することでより良く育つのですね。
失われつつある里山の風景をこんな都心で観ることが出来て感動しましたが、ちょっと歯痒いのも本音です。



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2017年は宋梅が最初に咲きました。
芳香に感謝します。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ご笑覧ありがとうございました。




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