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2018年9月19日 (水)

【閲覧注意】山の春蘭ウィルス汚染

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山にはカイガラムシもいれば、新芽のすっぽ抜けもあります。
そして残念ながら蘭に感染するウィルスも山にいるようです。

6月に、、
嫌な予感がするので隔離していると紹介した個体です。
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この個体は……

こんな障害ばかりある地域で発見したのでした。
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坪の多くの株に退色斑が広がっていました。
こちらも同じ山続きで、
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坪の個体にはいわゆる芸としての斑とは異質で、不規則な色抜けが現れていました。

鹿の食害が凄まじい地域で、普通、春蘭が自生していそうな場所からはほとんど姿を消していました。
それでもこの山の一角には…
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足の踏み場もないほど実生株をはじめ春蘭が自生していたのです。
訪れたときは日暮れ間近で散策しきれず、その楽園のような環境に興奮し、浮かれて家路についたのでした。
しかし上の写真のような個体が多かった事が引っかかり、次第に素直に喜べなくなりました。
その日、サンプル程度に採取して来たのが冒頭の個体です。
6月に紹介したあとモヤモヤした怪しい新芽は枯れてしまったのですが、8月中旬頃に第2芽が伸び、今では分かりやすく退色斑をあらわしています。
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春蘭のウイルス感染株の新芽です。
葉の裏面。
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見ていて気持ちよいものではありません。
本能的?直感的に受け付けない気持ち悪さがあります。
こちらは葉の表面。
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ただただ、隔離していてよかったです。。。
撮影で使ったカメラはバーナーで炙って消毒しなきゃ(嘘)

あの場所は楽園ではなかったのです。。
そういうことは人生にもあるのでしょう。
そんな事を考えさせられる出来事でした。


もう一件、
ウィルスというより、障害やなにかの病気と思われる
“棒縞もどき”についてです。
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棒縞そっくりですが、縞の所々に引きつったような傷が走っているのです。
縞のようなものは、葉先に抜けるというより、途中で途切れ、その長さはまちまちで、画像下段のように数センチだけ表れたり、クレーター状の小さな傷として表れている事もあります。
こららはいわゆる芸としての斑とは異質のようで、葉の病気というべきなのかもしれません。


これから春蘭散策で山歩きされる方の参考になれば幸いです。
特に、、“棒縞もどき”に関しましては私の個人的な意見です。調べてもヒントがありませんでした。
何かご存知でしたら些細な事でもぜひご教授くださいm(_ _)m
匿名でも構いません。よろしくお願いいたします!


しかし…
どのようにして山にランのウイルスが持ち込まれたのでしょうか?
ひとが気付かずに感染した栽培株や培養土を山に還したり、春蘭を食べる動物の唾液から感染したり、近隣の民家で栽培されているウイルス感染した洋ランの葉を吸った虫が山に媒介したり、様々なケースが考えられますね。
蘭を栽培されている方には、どんな春蘭も元々ウイルス病の因子を持っていて高温などの悪条件でトリガーが引かれると考える方もいらっしゃいます。例えばですが、それが本当だとしたら、、悪条件にさらされ、このままでは枯れてしまう!という状況を回避するために種として“大切なも”のを手放し、ウイルスとの共生を蘭が選択し、自らを延命している可能性はないだろうか…などと妄想した事があります。スターウォーズでジェダイがダークサイドに落ちるみたいに(全然違うぞ!)
他に放任栽培されている病気の洋ランについてですが、東京の私の部屋の近所には実際に超大株のシンビジウムがウイルスに感染しまくっていて、通りかかる度に不安になります。このシンビジウムの汁を吸った虫がうちに飛んできてたらどうしようと…。

いかんいかん、また長々と書いてしまいました。
あの山が残念でなりません。とはいえ、私のように春蘭を楽しむ人間にとっては深刻ですが、普通に暮らしている方には全く関係ないですし、あのような環境の再生を願っても、ランのウイルス病を治す方法が今現在ないのが絶望的であります……。

誰か!頼むからランのウイルス治す薬開発して!
それが無理なら髪の毛がフサフサになる薬を!!


ご笑覧ありがとうございました。


※安庵さん、、ホームページが開けません。。
どうなさったのでしょう。。とても心配です。。
ゴリョウさん、アオイカンさん、houbouさん、、
大好きな皆さん、、ブログに戻ってきてください。。

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コメント

こんにちは。
読ませていただいてから
確か今は無きニューオーキッド洋蘭雑誌で
南米のフラグミペディウムとゆう地生蘭でウイルス汚染がかなり進行中とゆう記事を思い出しました
個人的にネジバナのウイルス羅病株は経験有りますが
春蘭はぞっとしますね!
なんとか山の神さまに汚染か止まることをお願いしてしまいます。

投稿: アマゾン杉 | 2018年9月19日 (水) 15時44分

アマゾン杉さん

こんばんは。
読んでくれてありがとうございます。
南米の地生蘭のお話し、ありがとうございます。
困ったことですね。なぜ治療できないのでしょう。。
アマゾンさん、ランのウイルス治す薬開発してくれませんか?
そして、がっぽり稼いでいただいて、、
僕に蘭小屋使っていただけませんか?

投稿: ユンナン | 2018年9月19日 (水) 21時09分

こんばんは。

ウイルスは他の病気と比べ感染率は低いです。
(並べてるぐらいでは感染しません)。
隔離しての経過観察は必要ですが高温障害の可能性も。
(高温障害25%ウイルス75%)

ウイルス病だとすると栽培家がウイルスの株を持ち込んだ事による土壌感染だと思われます。

安庵さんは毎週水曜日更新が先週更新無しでした。。
心配です。

投稿: とらねこ駅長 | 2018年9月19日 (水) 21時55分

とらねこ駅長さん

もっと気楽な書き方してくださって大丈夫ですよ!(笑)
並べて置いても大丈夫と言う方もいらっしゃいますし、水やりのときの水滴がはねても危険だという方もいますね。
僕は経験浅いのでどちらも参考にします。
あと、ごく個人的な考えですが媒介するスリップスなどが作場に居ればいくらでも感染すると思います。
安庵さんがとても心配ですね。。。

投稿: ユンナン | 2018年9月20日 (木) 07時41分

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