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2018年8月29日 (水)

春蘭モヤシ咲き選手権 〜2018〜

毎年開催するつもりが…
毎年忘れてしまう…
それが春蘭モヤシ咲き選手権…!

〈初めての方に解説〉
春蘭は春に黄緑〜緑色の花を咲かせる蘭科植物です。
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春蘭の蕾はバルブ(ユリなどの球根みたいな)という部分に着きます。
通常、バルブは土壌に埋もれていますので
春に蕾が伸び上がるまでの間、、
陽に当たらなければ当たらないほど
蕾は葉緑素が乗り遅れますので
モヤシのように白〜黄色っぽく咲きます。
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陽当たりが良いと花弁が日に焼けることもあります。
日に焼ける事でも葉緑素が損なわれて、、
花弁が白〜黄色っぽくなります。

今回は今年出逢ったそんな春蘭の花の紹介です。

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和菓子みたいな。


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モヤシ咲きは色合い様々です。
薄かったり濃かったり。


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レモンイエロー。


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薄〜いみかん色みたいな。


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山ではよく見かける姿なのですが、、
鉢に植えて薄〜く咲かせるのは簡単ではありません。
上手に薄〜く咲かせるひとは
ヘンタイ!と賞賛されるそうな…


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肌色みたいな。


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欲のある人間(私)を惑わす微妙な色合い。


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春蘭の花には紫色の筋が走ったり、
シミ、汚れと言われる事もありますが
紫色の斑点などが出る個体があります。
そういった紫筋はモヤシ咲きしても残りやすいです。
写真のような春蘭は更紗花と呼ばれたりします。
更紗花がモヤシ咲きすると儚げですね。


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通常は白い舌が橙に染まる個体もあります。
これはモヤシ咲きしなくても染まるようです。


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春の陽射しがモヤシ黄色を演出します。


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一言で表せられない複雑な色合い。


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なかには黄色味の少ない個体もあるようです。
定義は難しいですが白花として愛でられたりもします。


番外で京都宋梅会の展示会から。
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蘭迷さん出品。
中国春蘭銘品の緑雲のモヤシ咲きです。
鉢植えですが蕾が深〜く埋もれていたため
意図せずにモヤシ咲きしたそうです。

紹介は以上になります。
モヤシ咲きする春蘭は落ち葉の積もる斜面に多いです。
そういった姿を写真に収めるだけでも春蘭は楽しめますので
春になったら山道の斜面に目を凝らしてみてはいかがでしょうか。

個人的な印象ですが…
今年はモヤシ咲きした春蘭をあまり見られませんでした。
高温な気候が関係しているのでしょうか?
ところで春蘭のなかにはモヤシ咲きではなく
本当に黄色く咲く黄花という変異があります。
いつか出逢いたいですね♪

ご笑蘭ありがとうございました。


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コメント

面白いね!

でもこの中に物本の黄花があるかも!

6番目のみかん色ならお連れしてるかも~( ̄ー ̄)ニヤリ

投稿: よっちゃん | 2018年8月31日 (金) 22時18分

よっちゃんさん

みかん色は数メートル離れた山道からでも
ピカピカ輝いてましたよ〜!
もしかしたら良いものだったのかもー(笑)

投稿: ユンナン | 2018年9月 1日 (土) 03時45分

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