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2018年4月24日 (火)

三十代最後の春蘭花散策 〜中編〜

※週末まで日中は電波届かない山奥におります。メール、コメントのお返事など遅くなります。ご了承くださいm(._.)m
母の故郷、秋田からお届けする中編になります。
いま秋田にいる事と、記事の内容はまったく関係ありません…!
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前編から約一週間後。
前回、縞を見つけて下山してるときは清々した気持ちすらありました。
これにて千秋楽と、心に緞帳が降りて行くのを確かに感じていたのです。
それが…
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なぜまた私はこの地にいるのだ…!
そう、あの花と出逢わなければ…
せめて写真なんて残さなければ…
それを見返す事でモヤモヤしなかったのに…
空はこんなに晴れてるのにモヤモヤ、モヤモヤ。。
気温は28℃だと…春はどこへ…わけがわからない。
結果から言うとあの花はすでに萎れていて、私はその株を納得行くまで育ててみる事にしたのです。
という事で、せっかくこの地に戻って来たので前回歩いていない場所を散策した記録が
以下になります↓

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普段なら降りないような斜面は、大小の石がゴロゴロしているうえに大きなホオノキの枯葉があって散策しづらい場所でした。
とても狭い範囲に葉肉のある個体が数株あり、そのなかに抜きん出て硬い立ち葉の実生が出ていました。
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葉先は鋭く樋が深いです。バルブがよく張っています。

他に2メートルほど先にも立ち葉がありました。
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立ち葉はこの2株だけでした。
これらを手ブレしないようにジッ…と体の揺れを我慢しながら撮影していたときです。
軽やかに落ち葉の上を跳ねて、黄金色のテンが私のすぐ傍まで来ました。
なんと私に気付いていないのです(笑)
あまりに美しいその毛並みと愛くるしい姿を写真に収めたく、私がスマホのカメラをテンに向けようとしたそのとき、胸に付けた熊よけ鈴が鳴ってしまい、黄金色のテンはぴょんぴょんと森の奥へ去って行きました。
ここだけの話、最初ネコかと思いましたけどね!

こちらは楽しい花形ですが、
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こういう姿の花は受粉した影響で花弁が硬直しているからだと思います。あくまで思います。

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まだまだ観れる花も多いです。小さな幸せです。

先にも述べましたがこの日、気温は28℃という夏日。
500mlのペットボトル3本を持って来たものの、
正午過ぎには残り1本半…
想定以上の消耗に不安が募ります。
体力的にもキツくなって散策意欲は落ちて行くばかりです。
あとはモヤモヤを晴らすためにあの株の元へ行くだけ…

前回行かなかった分岐に差し掛かり、せっかくなので歩いてみることにしました。
が、、少し進むと急な登り坂なうえに倒木で荒れていてますます疲労が蓄積。
おまけに春蘭の姿があまり見えず、選択肢を誤ったと激しく後悔します。
結局ダラダラと低い尾根の先まで進んでしまい…
「またやってしまった…」
と、自分の切り替えの悪さに頭を抱えます。
ほんとに私の悪いクセなのです。
こうなってしまうと何も発見できる予感がしません。。

渋々尾根の先端となる狭い範囲をみて引き返す事に。
そこに…
一枚だけ立ち葉のようなものが落ち葉から出ていました。
落ち葉は積雪か何かで圧縮されていて、
それを払うと土に埋もれた株の全体が現れました。
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手前のきれいな葉だけが妖怪アンテナのように出ていたのです。

葉にこびりついた汚れを傷めないように落としました。
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手前のツンと地上に出ていた葉と、
以下2枚の葉は2年木のようです。
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外葉です。先端が枯れ込んでいますが面白い曲線です。
こってりした肉厚葉の個体はまだ三〜四年生くらいでした。

こちらの白っぽいのは新木なのですが獣に齧られのか、途中で止まっているようです。
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ちなみに根っこは普通でした。
葉の厚さと硬さで葉脈が所々割れていました。


このあとあの気になる株と無事再会。落ち葉に埋もれていた三輪目の花は全くの緑色のまま萎れていました。そして水と体力の限界で木陰で30分ほど横になりました。
しかしクマバチが体の周りを幾度も飛び回るのであまり眠れません。
刺さないと分かっていても、いくら可愛くても、あの羽音は心臓に悪いです(笑)
とにかくひどい暑さでへとへとになり、真っ直ぐ下山しました。
里へ降りてもコンビニはおろか自販機も無く、公共の水飲み場を見つけたと駆け寄ったら使用禁止の札がかかっていました。ぐったりして東京に帰る気力もありません。そこで近隣の安宿を調べ、一泊したのでした。宿のある街につくとコーラをぐびぐびと飲み干しました。
気になる勘違い花に導かれ、三十代最後の花散策のつもりでしたが、花ものは発見なしでした。
しかしながら面白い個体と出逢うことが出来、心地よい充足感がありました。
「もう動けない…でも明日…日曜か
起きたらまた歩けそうだな…
…むふふ」



次回、三十代最後の花散策 後編
更新をお待ちください。



ご笑覧ありがとうございました。


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コメント

まだまだ、若ーいお嫁さんをゲットできる 年ですよ。(笑)

早速、春蘭女子を あ、流石に レアすぎか
多肉女子なら大量に生息してるみたいですから
サボテン 多肉情報を詰め込んでレッツゴー

投稿: アマゾン杉 | 2018年4月24日 (火) 22時29分

アマゾンさん!

やったー!
よーし東北の地で嫁さんみつけるぞ〜〜〜〜!!
嫁さん散策開始!!/(^o^)\
※電波届かない場所行くのでこんな返事ですみません!

投稿: ユンナン | 2018年4月25日 (水) 06時34分

あの花はいつ登場するの?

まさか!出ないなんて事は無いでしょうね(⌒▽⌒)

オッサンは待ちくたびれました・・・よ。

投稿: よっちゃん | 2018年4月25日 (水) 13時39分

よっちゃんさーん

あの花は前編で紹介した花の事ですよ〜ヽ(;▽;)
色がにじんで見えると錯覚したって紹介した花です。
前編のときは置いてきたのですよ。。
勘違いさせてしまってごめんね(;ω;)

投稿: ユンナン | 2018年4月25日 (水) 19時08分

ユンナンしゃん こんばんは(⌒▽⌒)
許しまへ〜ん!
ってアチキの頭の回転が悪いだけ〜
もうすぐ還暦だから仕方がないですd( ̄  ̄)
でも!
あのお花・・・何か感じる・・・

さー!後編楽しみにますよ(⌒▽⌒)

投稿: よっちゃん | 2018年4月25日 (水) 19時37分

よっちゃんさん

よっちゃん兄さんもそう感じる??
その言葉だけで遠出した甲斐がありますよ(;ω;)
更新しましたので暇なときみてね!

投稿: ユンナン | 2018年4月26日 (木) 06時43分

最後の個体はすごいですね、完全に葉変わりで、大化けするかもしれないですよ、大切にしてください。知り合いに後冴えの羅紗を見せてもらいましたが、ずいぶんと変化するようですよ。期待度二重丸だと思います。

投稿: houbou | 2018年4月27日 (金) 21時24分

houbouさん

ありがとうございます!
かなり葉が傷んでるので作をして早く本来の姿を知りたいです。後冴えの羅紗のお話ありがとうございます。鉢でじわじわと変わっていくのも本当に楽しいですね。

投稿: ユンナン | 2018年4月28日 (土) 07時18分

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