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2017年4月17日 (月)

立ち葉の迷宮

数年前に今よりもっと葉の見立てが甘い頃にみつけた株。根が綺麗に出来ました!
こういうものを見つける自分に酔っているうちはいつまでたっても普通種を引き続けてしまいます。もう少しというのでは甘くて、もっともっと自分を客観視出来るようにならなければなりません。
Img_5777
もしくは、本物と言えるものに出会えるかが分岐点なのだと思います。
…そういった幼い私に連れて来られた株も徐々に花を咲かせ、ウィルスの無いことを確認した後、山に返しに行くことがあります。
ということで山へ返しに行った日の記録。


…賢明な読者の皆様ならすでに御察しの通り、山に返しに行く、というのは口実で、結局のところ山に行けばゾンビのように徘徊するのが我が春蘭道です。

「おやおやまた来たのかい」

春蘭を始めてすぐの頃、偶然迷い込んだ立ち葉の坪があります。
面白い個体がたくさん眠っているのに、無知な私は気付けないまま十年近くぬるぬる散策していたのです。

「おや、もう帰るのかい。いつになったら気付くのかねぇ、この人間は。
早くしないと藪に埋もれちまうよ」

そんな声が聞こえたわけではありませんが、これだというものを見つけられぬうち、藪に覆われてしまった立ち葉の坪で、昨年はこれまでと違う発見がありました。
Img_5796
硬質立ち葉の溜まりです。
このとき気付かなかった溜まりを山に返しに行ったあと…
山に入って新たに見つけました。てへっ!
Img_5778
ごちゃごちゃしていて分かりづらいですが三株あります。

Img_5779
これも分かりづらい…ので…


Img_5793
一見ナヨっとしてますが芯の通った立ち葉です。硬質というほどではありません。葉芯の窪み、丸止め、つゆ受けで杓子状という個性で、花が付いていなかったのが非常に残念です。
今回ばかりは豆花までの距離がぐっと縮まった…気がしま…す(小声)


こちらは同じ山ですがかなり離れた場所での発見。
Img_5780
これも写真暗くて分かりづらいですね。


Img_5797
2株のうちのひとつ。こちらは硬質で丸止め。


Img_5794
先の個体とはまた違った立ち葉でした。


しかし本当に花が咲くまで分かりません。
これかもという立ち葉に、花が咲いていてくれれば助かるのですが。
一体いつになったらこの立ち葉の迷宮から抜けられるのでしょう。




次回は
よく見ると不思議。思い返すと気になって仕方ない花のお話し。




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