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2017年1月 4日 (水)

人によって造られた明治神宮の森

あけましておめでとうございます。

はじめに、蘭島の記事内でシシガシラと呼んでいたシダ植物は「コシダ」でした。お詫びして訂正致します。申し訳ありません。

さて…なんとクリスマスに続き元旦にも体調崩し、正月は明けて2日ぐったり寝込んでいました。
3日にアオイカンさんと初散策のお約束をしていたのでなんとか持ち直しました。
その様子もまた後ほど書いていきますね。

今回は明治神宮の森について書かせていただきます。東京は渋谷区の代々木、原宿に位置します。渋谷、原宿なんて聞くと若者の街というイメージですよね。そんな都会都会した地になんと武蔵野の里山の面影をとどめた森があるのです。それが明治神宮を囲む森と、その森のなかにある御苑です。この一帯、元々は畑や荒地だったそうです。それを人が造営し、植樹して森にしたのです。詳しくはこちら(明治神宮)をご覧ください。
すごいですよね。本当の自然ではないが本当の自然以上に自然な明治神宮の森。今もしっかり人によって手入れされているその人工の自然を私は歩いてみたかったのです。
本当の自然が人によって手入れされなくなってきた今だからこそ。

ということで初詣ではなく昨年末に親友と久しぶりに会った際に立ち寄りました。
午後遅めの待ち合わせだったので写真が暗いです。ご了承ください。
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参拝路はこのような森に囲まれています。針葉樹より広葉樹、照葉樹が主です。当時の人が東京の風土を考慮して杉ではこの地に合わないと判断しての事ですから本当に頭が下がります。
原宿駅側からお宮に向かう途中に、拝観は有料になりますが明治神宮御苑があります。
この御苑は江戸時代、初めは熊本藩主加藤家下屋敷の庭園で、その後、彦根藩主井伊家にうつりました。明治維新後には皇室の御料地となり代々木御苑と称されました。

この田んぼは江戸時代には家臣子女が米作りの大切さや苦労を学ぶ稲田でした。
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明治26年に昭憲皇太后をお慈しみのため明治天皇のお指図により花菖蒲田に改められ、現在でも150種もの株が植えられおり、御苑の見どころとなっています。(花期は6月頃)

いやぁ、、もっと景色を撮影すれば良かったです。歩いていると庭園というよりまるで里山なんです。歩道の落ち葉はちゃんと掃かれていて、掃いた落ち葉はまた森のなかへ戻すそうです。落ち葉がふっくら積もった林床にあたかも自然に生えているような植物も、当時の庭師が考えて植えたものだそうです。
ユンナンさん道中はしゃいでしまって景色よりも、、とあるものばかり写真に撮ってしまいまして。。
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こんな中州になっているようなところにも。こういう場所に生えているのは種子から芽生えたのかもしれません。


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これも考えられて植えられたのですね。


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食害が無いのでとても元気な株ばかり。


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花時期が楽しみになるほどそこかしこに春蘭が!


御苑の出口には春蘭だけが植えられた囲いも。
すごい大株です。みんな朔果を上げています。
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苑内の職員さんに聞いてみました。
ここの春蘭は人の手によって植えられたものですか?
ここは元々は井伊家の庭園で、井伊家の草本のリストには確かに
「春蘭」
という文字があるとの事です。
長い年月が経っているため、種子で増えた個体もあるかもしれないとのこと。
いやぁ、、期待はしてましたがこんなに春蘭を確認出来るなんて。しかも、まさか自分の部屋から自生する春蘭への最短距離が原宿だったとはおどろきました。
人が手入れをし、余計な下草の無い里山の姿。
春蘭はやはり人と共生することでより良く育つのですね。
失われつつある里山の風景をこんな都心で観ることが出来て感動しましたが、ちょっと歯痒いのも本音です。



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2017年は宋梅が最初に咲きました。
芳香に感謝します。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ご笑覧ありがとうございました。




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