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2016年10月31日 (月)

忘却の墓標

前半はいつもの山歩きからお届けします。

先日、育ててみたらとても普通だった春蘭を山に返しに行きました。
かれこれ長い付き合いでしたが、十倍くらいに増えてしまい…
最近はちゃんとした場所に置いてやれなくなったからです。
Img_2626
この子を見つけたこの山は宅地開発で徐々に削られているうえに、誰も手入れをしなくなったひどく鬱蒼とした山でした。エビネもあったのに。それが最近どういうわけか落ち葉掃きや藪の手入れをされてるようですこしだけ明るくなりました。元々あった場所は開発が迫ってる側なので写真の場所に植え返しました。よく土を叩いて最後に水をかけて御礼を行って別れました。


別の日。
久しぶりに以前覆輪の実生をみつけた山へ。
Img_2625
少しですが新しい実生もポツポツと。

去年の木から一枚だけ変な柄が出ていました。
Img_2623
葉の裏もくっきりと抜けていましたが障害だと思います。

なにが良いのか人に踏まれるような固いとこに出ます。
Img_2624
やっぱり覆輪どころか何もありませんでした。笑

しかしある日普通のなかから変異は生まれるのですよね。
なんでもないような株を無下にしないことが大切ですね。
今回は動物に引っこ抜かれた株の植え戻しだけしてかえりました。
自分のために!
です。



後半は蘭と関係ありません。
近いようで遠い埼玉県に久しぶりに参上!
地図で調べて前々から気になっていたポイントを散策するも大空振りした日の出来事。
最初、古いお地蔵さまかなと思ったら文字が刻まれていましたので気になってしゃがみこんでしまいました。
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何もない暗い放置林の山で人の出入りも感じられず、民家も無く、あまり大きくならず本数だけ増えた広葉樹を囲むように石碑は五つほどあり、いくつかは殆ど土に埋没しており、何十年も放置されたような有様に昔の地理的な印(なんだそりゃ)ていどに考えてしまいました。
文字の意味を調べてみると文化三年(1806年)のお墓でした。

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戒名らしき部分は伏せさせていただきました。
この梵字が現す意味も自分にはわかりません。浄土宗など宗派を現しているのですかね。
それなりに信仰のあった男性のお墓や、他は埋もれていたり字が風化してわかりませんでした。しかし、どれもお亡くなりになられた月日は違えど文化三年に建てられています。この地でその年に一体何があったのか思いに馳せてしまいました。元々、木を囲むようにあったのか、植林の際にここに集められたのか知る由もありません。

蘭はなにも見つからず、このポイントには蘭が無いという事がわかったという情報だけが収穫でしたがこの日は忘れ去られた墓標について寝床についても考えさせられてしまいました。


帰り際、センチコガネが交尾しながら足元に飛来しました。
Img_2621
なぜ交尾しながら飛んでいたのか謎です(^^;;

糞虫類ですが好きな昆虫です。
Img_2622
好きなフォルムです。
何年か前にも山道を歩いていたオオセンチコガネも金属的な緑の光沢で綺麗でした。





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