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2016年3月13日 (日)

三河の花

先日の咲き始めから5日間の様子です。

この花は僕の趣味ど真ん中の花です。
山に咲く野性味溢れるような姿に
僕は強く惹かれます。
素晴らしい色や丸く整った花ももちろん好きですが
それよりも感性の琴線に触れるものが
僕にとっては野性味になります。
銘品に見慣れた方からすれば
とても理解されない事かもしれません。
暖かい目でみてやってください。

リーゼントみたいな天弁が上がった直後の姿です。
Dsc_0412
 
Dsc_0421
 
初作花はかなり力んでしまって
天弁と捧心が凝って咲いてしまいました。
ひねり鉢に習ったのか花茎もうねっています。
まだまだ山の花には程遠い姿ですが
青年期のような勢いはあります。

5日目になると各弁がほぐれ収根し
力強さを感じさせてくれました。
中国春蘭銘品にみられるような
3弁収根の花に出会えるとは思いもよらず
見つけたときの高揚感は忘れられません。
Img_20160313_033253
この花には舌は巻いてほしいのですが
凝って咲いたせいか5日過ぎても巻きません。
 
Dsc_0501
拙い写真ですが。

山での姿はこちらです。
 
 
この花は三河地方の産です。

こういうブログですので以前から思ってたことを書かせていただきます。
春蘭のブログをされている方はとても少なくて僕とて情報がなければ寂しいもので、参加はしませんが写真見たさにオークションを時々覗きに行きます。
人工交配種の出品が増えましたね。
増殖しやすいですから余って仕方ないのでしょうね。
交配種であると明記し、名前などがついているものに関しては落札先でよっぽどの事がない限り情報は引き継がれて行くものだと(そうあってほしいと)思います。

ところでだいぶ以前から、交配や山蒔きの旨を明記しない赤花の出品が見られるようになりました。
分かる方は一目でそれが銘品赤花を親にしていると気付いたと思います。
最近気付いたのですが、問い合わせが多かったのでしょう。いくつか出品されている無名の赤花は山の蘭に銘品の種づけをし、自生地に発芽したそれら実生苗であると明記しているのを見かけました。
確かに世に出るまでの過程は山採り品種と似ていますが、あくまで人為的なそれは東洋蘭に暗黙のルールがあるとすれば掟破りだと“僕は”思います。
なおかつ、僕のご先祖縁の地である三河地方で行われていたということに憤りを感じずにはいられませんでした。
「なにをしてくれたんだ」という悲しい気分でいっぱいです。
百歩譲って自分一人で楽しみ、それら全て管理するのは勝手です。
貴重な蘭だの何だの言おうと目的は結局金儲けじゃありませんか。例え小規模だとしてもその人の欲望のために地域性を壊されてしまうことの無念といったらありません。
三河には地域に根ざした力強い春蘭の遺伝子があり、人為的な受粉に頼らずとも我々を驚かせてくれる蘭はこれからもきっと産出します。
三河に限った話ではないと思いますがちょうど三河の花が咲いた機会ですので書かせていただきました。
春蘭はその魅力にひと度気付けば人を虜にさせる素晴らしいものですから、金転がしに利用されるのも無理はありません。
ですがそのやり方、無名の天然種(東洋蘭)として世に広まってしまうことが残念で仕方ありません。
 
 
乱筆乱文失礼いたしました。
 
 

 
 
 


 

 
 


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コメント

ユンナンさんの怒りはもっともです。
金儲けや興味本位で自然の地に余計な遺伝子を持ち込むな。
ゴリョウもそう考えます。

ゴリョウさん
ありがとうございます。
せめてフラスコのなかでやってもらいたいものです。
(本音は何もしないでほしいですが)
山さえも信用できない時代が来てしまうことを
危惧してなりません。。

 怒ってますね。大いに怒ってください。

 何年か前に愛知県産赤花がヤフオクに出た時、こちらでは人口交配の山蒔き種だろうと噂してました。自然にはそうそう赤花はありませんからね。以前も山採り散斑の小苗を次々出品している人がいました。その時も自分で交配したものを自分の山に蒔いているんだろうと皆で笑ってました。東洋蘭界も末期的状況だなあと。

 いろんな人がいますがそれはそれとして、老種や自分で手に入れた山苗を楽しんでいこうと思ってます。

nooyangさん
やっぱり皆さんお気付きですよね。
オークションって増えた株を全国の同好の方に譲ることの出来るとてもいいシステムだと思うのですが、単に転売繰り返してる人や交配種を目をギラギラさせて出品してる人を見ると東洋蘭の末期を感じます(笑)
あの愛知県産の主な親は女雛だと思いますが、どれひとつ女雛を越えていないのも情けないです。

V字舌、どの花もそれぞれ個性があり捨てがたい

こうちようせんせい
三河の花、今度お会い出きるとき
割って持っていくので育ててくださいね!

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