2017年4月21日 (金)

脳内に一致する情報がないときもある

アオイカンさんの記事も併せてご覧ください。

今月初めにアオイカンさんと朱金を発見した帰りにちょっと寄り道をしました。面白い個体があるとのことでアオイカンさんに案内され、その面白い個体を見学(笑)この地域で面白い個体を拝めるとは驚きでした!
ちなみに○○の海岸沿いではよく見られます。いつか一緒に行きましょう!

面白かった!笑
踵を返し、サクッと帰るつもりが…
アオイカンさんの足元に何か主張して来る花がありました。
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「(時間ないので)ちょっとこれだけ見ていいですか?」


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何…だこれは???


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まだ咲き始めたばかりの弁先は鉤爪のよう。

覆輪??

青更紗??

蓮弁蘭や春剣、杭州寒蘭にあるような刷毛込みの無い覆輪…のような。
散り斑覆輪の柔らかい風合いというよりはキレのある覆輪。
とりあえず私の脳内ではこの花に一致する情報がありません。

写せていませんが葉にもまばらに糸覆輪のような斑が見られましたが、そのときは暗くてちゃんと確認は出来ませんでした。

このときは糸覆輪かなぁ…くらいに
大して気にもしていなかったのですが、、
写真を見返す度に気になって
気になって
仕方なくなる始末!


朱金発見の興奮も冷めやらぬなか、、
気になって仕方ないので!
アオイカンさんに正開した写真を送っていただきました。
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随分落ち葉は積もっていたのですが、いわゆるモヤシ花のような色褪せた黄色にはならず、翠色を思わせる美しい趣のある花です。
遮光処理を施せば白く清廉な姿にもなりそうですが、覆輪が飛んでしまいますね。
どちらにせよ清楚で端麗な姿をまた披露しくれることでしょう。


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新芽、次期の花が気になって仕方ありません!
アオイカンさんよろしくお願いいたします!!





2017年4月17日 (月)

立ち葉の迷宮

数年前に今よりもっと葉の見立てが甘い頃にみつけた株。根が綺麗に出来ました!
こういうものを見つける自分に酔っているうちはいつまでたっても普通種を引き続けてしまいます。もう少しというのでは甘くて、もっともっと自分を客観視出来るようにならなければなりません。
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もしくは、本物と言えるものに出会えるかが分岐点なのだと思います。
…そういった幼い私に連れて来られた株も徐々に花を咲かせ、ウィルスの無いことを確認した後、山に返しに行くことがあります。
ということで山へ返しに行った日の記録。


…賢明な読者の皆様ならすでに御察しの通り、山に返しに行く、というのは口実で、結局のところ山に行けばゾンビのように徘徊するのが我が春蘭道です。

「おやおやまた来たのかい」

春蘭を始めてすぐの頃、偶然迷い込んだ立ち葉の坪があります。
面白い個体がたくさん眠っているのに、無知な私は気付けないまま十年近くぬるぬる散策していたのです。

「おや、もう帰るのかい。いつになったら気付くのかねぇ、この人間は。
早くしないと藪に埋もれちまうよ」

そんな声が聞こえたわけではありませんが、これだというものを見つけられぬうち、藪に覆われてしまった立ち葉の坪で、昨年はこれまでと違う発見がありました。
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硬質立ち葉の溜まりです。
このとき気付かなかった溜まりを山に返しに行ったあと…
山に入って新たに見つけました。てへっ!
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ごちゃごちゃしていて分かりづらいですが三株あります。

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これも分かりづらい…ので…


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一見ナヨっとしてますが芯の通った立ち葉です。硬質というほどではありません。葉芯の窪み、丸止め、つゆ受けで杓子状という個性で、花が付いていなかったのが非常に残念です。
今回ばかりは豆花までの距離がぐっと縮まった…気がしま…す(小声)


こちらは同じ山ですがかなり離れた場所での発見。
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これも写真暗くて分かりづらいですね。


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2株のうちのひとつ。こちらは硬質で丸止め。


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先の個体とはまた違った立ち葉でした。


しかし本当に花が咲くまで分かりません。
これかもという立ち葉に、花が咲いていてくれれば助かるのですが。
一体いつになったらこの立ち葉の迷宮から抜けられるのでしょう。




次回は
よく見ると不思議。思い返すと気になって仕方ない花のお話し。




2017年4月12日 (水)

仲間を求めて

タイトルは植松伸夫さんの名曲のひとつ。
東洋蘭の世界でわかる方はいないかも。。
この記事はまた、ブログを更新していなかった2月頃の記録。


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ここは初めてアオイカンさんと出陣したときの山。
個性のある草が多いがなかなか決め手になるものは見つかっていなかった。


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不思議な事にもう歩き尽くしたと思っていたはずが覚えのない斜面に出た。
立ち葉の坪になっていた。


山では積もった落ち葉の影響なのか立ち葉風に育つ事が多い。
そのため期待はしていなかった…
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が、目立ってずんぐりした株があった。


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葉肉があってしっかりした葉性のようだ。


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花が楽しみ。


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帰りしな、またまた今まで気にしていなかった場所に細々と実生が出ていた。


程度に差はあるが硬質の葉性の坪のようだ。
そのなかで干からびて枯れそうなのかと思って無視していた株。
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他にこれだというものがなく、この株を触ると葉肉のわりに硬質だった。


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干からびて…


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干からびているわけでは無かった。



ところ変わって…
これはまた別の日。
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どういうわけか今日はもう帰ろう、という時に現れる。


朝から歩き回って散々普通の草を見ていたせいか、
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何かが少し違うとしゃがみこんでしまう。


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暗んではいるが微かに斑が見えた。


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散り斑だった。


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新芽が楽しみです。





2017年4月11日 (火)

久しぶりのピアナン

せっかく山の色花を見つけても。゚(゚´ω`゚)゚。
反応の薄さにアクセス数を疑いました(。-_-。)笑
(すみません、リンク先の皆さんに言ってるわけでは御座いません)
クールな春蘭界(笑)
もっと子ども扱いしてもらいたいものですo(`ω´ )o
自慢じゃないけど皆さんが想っている以上に子供ですからね!


ベランダの特等席です。
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全くノーマークで2月末に袴の隙間から花茎を上げている事に気付いてタナボタでした\(^o^)/やふー!


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今年は気温が安定しないせいか3月になってピアナンが咲きました。


そんちょが繕ってくれた大切な鉢!
最初に植わっていた杭州は溶けてしまいました。゚(゚´ω`゚)゚。
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上の花は花弁が癒着してちんちくりんでした。
私の個人的な想いですが、ピアナンの花は世界で最も美しい蘭のひとつです(`_´)ゞ
しかし、焼けやすく傷みやすい葉の観賞価値は蘭として並以下です。


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台湾産のピアナン。種としては蓮弁蘭、春剣蘭に近く、大陸では同じだと分類されたとも聞きます(勘違いならすみません)が、私は葉の質、特に花弁の質感、発色の仕方から別種のように思えます。親戚ではあると思いますが、葉、花どちらも基本的に葉緑素の薄い蘭なのかなと考えています。


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実物も本当にこんな桜のような色なんですよ。


美味しすぎて教えたくないレストラン…のように
私のなかでは素敵すぎて教えたくない蘭ですが
あまりに桜色が美しく更新してしまった次第です。

隠れピアナン愛好家の方、
よろしかったら写真投稿お願いいたします。



2017年4月 5日 (水)

夢が叶う

(立て続けに更新しています。前回蝶咲き発見の記事も併せてご笑覧ください)

このブログをずっと見てくださってる方はご存知かもしれませんが私の山歩きの目標が山の宋梅(兜咲きの梅弁花)と山の赤花・色花を見つけ、その姿を写真に収める事でした。

先月末の記事でご報告させていただいたのですが、アオイカンさんのご尽力により幸運にも伝統梅弁花(兜咲き)の姿をこの目と写真に収めることが叶いました。

そしてこの度、関東地方と中部地方にまたがる私の聖地、秩父山地にて山の赤花・色花(朱金と思われる)を発見。今回もアオイカンさんのご尽力なくして発見に至る事は決してありませんでした。

今回は取り急ぎになりますがその発見のご報告をさせていただきます。


ついに出会えました!
夢のようです。゚(゚´ω`゚)゚。
初花のようです!
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私が春蘭を始めたときには山はすっかり荒れていました。
そして増え過ぎた獣の食害などにより、いわゆる山採り名人と呼ばれた諸先輩方が活躍された時代とは山を取り巻く環境が大きく変わっていました。


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先輩方から昔の山の様子をお聞きする度に悔しくて何度タイムスリップしたいと思ったことか。


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春蘭の変わりの発見はその多くが殆ど「運」で、単純には山を歩いた数だけその運を手繰り寄せられるとも言えます。その個人の運に併せて、身近な山の環境に恵まれることの「運」が発見の多くを握っています。第六感的な勘の良さはそれらが充たされてはじめて役に立つようなものなのでしょう。
私は東京住まいですから周りに山はありません。正直、環境の良い地方や他産地にアクセスしやすい場所にお住まいの方には敵わないのです(。-_-。)
ずっとそのコンプレックスを抱えていました。


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そのコンプレックスを補ってくれるのは仲間でした。
約10年ひとりで山を歩いていた私に手を差し伸べてくれた先輩がいます。お互いの都合をあわせることが難しく、たくさん出動は出来ませんが。


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アオイカンさんと私の勘は一緒に歩くと増幅するのでしょう。二人でこの範囲を歩こうと決めて、じゃあ私は下、自分は上、と別れて歩くけれど、その範囲に変わりがあればどちらかが遅かれ早かれ見つけるわけですから、この色花は私の発見ではありません。我々の発見です。

株はアオイカンさんに託しました。根が多く芋を外せたそうなので大切にしていつか皆さんの元へ届けられるよう精進しますね。

立て続けに夢が叶いました。
勇気を出して仲間を募集してもアマゾン杉さん一人しか集まらずw
落ち込んで寂しい思いをしていたので山の神さまが元気付けてくれたのかもしれません(笑)

古くから茶道や華道、修験道などがあるように、私はこれからも私の春蘭道を嗜んで行く次第です。
春蘭道のお仲間さん、引き続き募集してますからね。一次オーデションでは歌唱力と一発芸の審査がありますので心して応募してください!

色花の山の写真たくさん撮りましたのでまた別の記事でアップしますね。
その際はどうぞ山での参考にしてくださると私は幸いですm(._.)m



ご笑覧ありがとうございました。




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